HFT(超高速取引)の特徴と売買手法

投稿日:2016年7月23日 更新日:

日本の株式市場は2010年1月4日から次世代売買システム「Arrowhead(アローヘッド)」が稼働し、1000分の1秒単位で注文を処理できるまでに高速化されたのをきっかけに大きくマーケットのあり方に変わりました。

自動発注機能を有するコンピューターを使って、自動的に判断をして超高速、超高頻度で売買の全てをおこなうシステムのことをハイ・フリーケンシー・トレーディングの頭文字を取ってHFTと呼んでいます。 HFTの売買高は日本市場では全体の売買の6割にも達しています。

HFTとはどのような売買をおこなっているのか

さきに述べたとおりHFTは非常に高速な売買をしているシステムということだと理解していただけたと思います。 具体的にどのような売買をおこなっているのかを知ることによって、日本市場でもどのようなトレードをおこなっているのかのヒントになります。

マーケット・メーキング

上場している様々な企業の株に売り、買い両方の注文を常に出し、他の市場参加者がそれらの株を売買することで利益を出す戦略です。 市場に流動性を供給し、他の市場参加者も約定率が高まります。しかし、そこから様々なデータを得ており、それらのデータを元に何かしらの違う戦略で利益を出しているものと思われます。 また、マーケット・メーキングを行っているHFTがいつまでも流動性を供給する保証は何もなく、米国のフラッシュ・クラッシュや2013年5月23日に日経平均が1143円も急落したように、市場の急激な変化を起こす原因ではないかとされています。

スタティスカル・アービトラージ

過去の統計からよく似た値動きをする株(トヨタ自動車やホンダ技研工業など)が一方が買われた時に、もう一方を買う取引を何度も繰り返して利益を上げる戦略です。 同業種の株や、同じ材料で物色されている株など相関性があるものを頻繁に売買しています。

イベント型

企業が発表するIRやニュース、経済指標の発表など、株価やマーケット全体が大きく動くイベントを利用して利益を上げる戦略です。 過去の統計を分析し、企業業績の上方修正や下方修正、経済指標の数字などを瞬時に判断し、マーケットの動きそうな方向に注文を出します。 株式市場だけではなく、債券市場や為替(FX)市場にも多くのHFTが存在します。

トレンド型

市場全体の注文動向を読み取り、トレンドを判断して利益を上げる戦略です。 売り注文が多い場合は、空売りを仕掛けたり、日経225先物を売ったりします。東証では、買い注文の場合、注文が新規買いか信用買いどうか、売り注文の場合は、保有株の売りか信用取引の空売りかどうかが分かり、保有株を売り注文が殺到する場合は下がることが多く、そういったことも当然判断していると思われます。

見せ板型

買い注文を沢山出して、他の市場参加者に多くの需要があるのうに思わせて高値で買わせたり、反対に売らせたりする戦略です。 株価が上昇する時には、売り注文を取り消して、売り需要をわざと少なく見せて更なる上昇を演出させてりして利益を上げます。反対に下落する時には、買い注文を消して更に下落させたりします。 個人投資家が行うと相場操縦と見なされ、見せ板行為として禁止されている行為です。HFTは複雑なシグナルをコンピューターが判断した結果ですが、違法と言わざるを得ない注文も見られます。

裁定型

同じ価値を持っている商品の間で、価格差が生まれた場合に、割安なものを買い、割高なものを売り、その後価格差が縮小したときに利益を確定させる戦略です。 先物と現物株との僅かな鞘を取ったり、市場間での鞘を取るなどして、片張りなどではなく極力両建てのようにリスクを排除したうえで利益を上げようとしています。 日本では日経225と現物株との鞘取りといった指数とその構成銘柄との間の鞘を取りにいくトレードが盛んに行われたりしています。 日経225先物は10円幅のラージと5円幅のミニとの間で鞘を取ったりしています。

コロケーション

こうしたトレードではスピードが重要となってきます。 情報を速く手に入れるのはもちろんのこと、情報を判断するコンピューターや、発注のレーテンシーなど他の業者より少しでもスピードを早めるためにありとあらゆる手段を用いてしのぎを削っています。 こうした業者の要望を受けて東証では、コロケーションと呼ばれる、東証のプライマリサイト内に売買執行等のプログラムをインストールしたコンピューターを設置できるサービスをおこなっています。 これにより、東証の売買システム及び相場報道システムとの距離が極小化され、その結果、気配情報の取得及び注文の送信にそれぞれ片道数十マイクロ秒以下にまで短縮することが可能となります。

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